オプション
暗号資産オプション戦略4件の数字・標本数・補正
BTC・ETH などの暗号資産オプション戦略について、何を検証し、何が出て、そのとき他に何通り試したか。数字だけを並べています。読み方はここでは述べません。
ここまでで出た最大の値(費用を引く前・枠を数える前)
304枠のうちの最良に要る水準
この面が出しているのは5枠です。この一連の検証が触れる枠は全部で304あります。304枠のうちの最良が意味を持つには3.77の水準が要りますが、ここまでで出た最大の値は、費用を引く前・枠を数える前で3.45です。この段で出す枠は事前に決めてあります。下の段は切り替えられ、そちらは組み合わせの総数と通し番号を自分で数えて出します。
絞り込んだ結果、独立した観測が30件を下回る枠には、数字を出しません。
組み合わせを切り替えて、何が起きたかを見る
何をするか・どの通貨で・どちらの契約で・いつ建てるかを選びます。組み合わせは手元の記録から先に全部計算してあるので、切り替えても何かを探しているわけではありません。全体の数と、いま見ている枠がその何番目かを一緒に出します。
検証したもの
4件。
A1 · 週末にまとめて売る
売る側
金曜に、同じ権利行使価格のコールとプットを1枚ずつ売り、日曜の満期まで持ちます。
- 独立した観測の数
- ビットコインで51回、イーサで90回の週末(行数ではなく週末の数)
- 見ている期間
- 2024-01-11 → 2026-06-30
- 出てきた数字
- 費用を引く前は、受け取った金額の28.4%が手元に残りました(t = 3.45)。実測の売買費用(片道12.6%)を引くと16%(t = 2.05)です。
- 何通り試したかを数えた後
- この件は、同じように作れる42通りの枠の族に属します。その族では、まぐれだけで最良の枠が平均 t = 3.03 まで出るので、2.05 は線を下回ります。補正後の確率は 0.163 です。
- どれだけ入るか
- その値段に出ていた買い注文は$680で、その一点で取引所全体が1日に動かす金額は$635(ビットコイン)〜$759(イーサ)です。費用を引く前で年$4,000〜$12,000ほどになります。この大きさは、その一点のその日の取引の大半にあたり、板の上でいちばん読まれやすい注文でもあります。
A2 · 月曜満期を買う
買う側
土曜に、同じ権利行使価格のコールとプットを1枚ずつ買い、月曜の満期まで持ちます。
- 独立した観測の数
- イーサで113回(1日もの)。ビットコインは30回で、何も出ていません
- 見ている期間
- 2024-01-11 → 2026-06-30
- 出てきた数字
- イーサでは、費用を引く前で払った金額の32.0%の利益(t = 2.74)、いちばん甘い費用の見積りでも27.0%(t = 2.32)でした。ビットコインでは何も出ていません(t = 0.98)。
- 何通り試したかを数えた後
- 並べ替えて作った同じ族では、最良の枠の中央値が t = 2.50 です。2.32 は自分のノイズの真ん中にすら届いていません。
A3 · 「当日満期の遠い行使価格は安い」の測定
測定
満期当日に、いまの価格から遠い行使価格のオプションを買う。安く放置されている、という理屈でした。
- 独立した観測の数
- 9本の系列 × 3通りの組み方、56〜69日ぶん
- 見ている期間
- 2026-06-29 → 2026-09-05
- 出てきた数字
- 取引所が出している参考値で組むと9本中9本で再現します。画面に出ている売値と買値の真ん中で組み直すと8本で向きが逆になり、標本は96%減ります。買う人が実際に払う値段で組むと、データのある枠の100%で逆になります。
- 何通り試したかを数えた後
- 多重比較の補正は課しません。これは名指しで確かめに行った的で、そして外れました。
A4 · 時間帯による値付けのずれ — 本物で、大きくて、取れない
測定
1日のうち、その時間帯の実際の値動きから見て、板の値段がいちばん離れている時刻に売買する。
- 独立した観測の数
- 各時刻あたり1,666区間、4.5年、2通貨
- 見ている期間
- 2022-01 → 2026-06
- 出てきた数字
- 板の値段は、値動きから見た水準の0.99倍から1.45倍まで上がります(ビットコイン)。イーサでは1.00倍から1.39倍です。売買の時刻を08:00から04:00へずらしたときの変化で、2通貨で一致します。
- 何通り試したかを数えた後
- 48枠を説明用として事前に宣言してあります。測っているのは下の数字です。
基準線 — いちばん素朴な形が実際にいくらになったか
条件を何も付けない形です。満期の6時間前に、同じ権利行使価格のコールとプットを1枚ずつ売買し、満期まで持ちます。上の条件付きの結果は、この線との差として読むためのもので、単独で読むものではありません。
観測を貯めているもの — 独立30件未満
独立した観測がまだ30件に届いていない件です。いまの集まり方でその数に届く時期を付けてあり、時期を出せないものは「—」にしています。
| 待っているもの | いま在るもの | 必要なもの | 時期 |
|---|---|---|---|
| A1・A2 の独立標本が30件に届くまで | ビットコインの日曜満期51回 | 実測した効果の大きさなら218回 | 2029 Q4 |
| 相場の局面が変わったときの話すべて | 56〜69日ぶん。すべて、とても静かな区間です | オプションの値段を記録しているあいだに、相場が大きく動く場面が1回 | 2027 Q1 |
| 同じ組み合わせの7日もの | 決済まで届いた金曜が9回 | 線を引くまでに15回 | 2026-10-16 |
| オプションの取引所2つと、当サイトが持っている唯一の金・銀のオプション | 3日ぶん | 金・銀の側は210日ほど | 2027 Q2 |
| 同じ検証をソラナで | 必要な15回のうち10回。売値と買値が両方出ている満期が少数だからです | 15回。日付は約束しません | — |
却下 — 理由を表示
同じ案をもう一度始めないため、そして「無いこと」が見落としではなく判断だと読めるように、理由ごと残しています。
| 案 | 閉じた理由 |
|---|---|
| 当日満期の、遠い行使価格を買う | 売値と買値の開きが、動かす金額の54.5%(ビットコイン)〜60.9%(イーサ)あり、手数料が上限12.5%で乗ります。入る時点でおよそ40%が消えます。 |
| 真ん中を売り、両側を買って損を限る形 | 受け取る金額が$132で、そのうち$108が入るための費用です。検証したい差が費用より上に見える値段が存在しません。 |
| 土曜に4本まとめて組む形 | 4本すべての費用で数えると、$558の受け取りに対して入るのに$189かかり、期待していた利益は$78です。費用が期待利益の2.4倍あります。 |
| 満期の前に手仕舞う必要がある形すべて | 期間の長い側では、売値と買値が両方出ているのは47〜58%の時間だけです。半分しか値段の出ない板では、決めた手順で手仕舞えません。 |
| 値動きの値段が高いときだけ売る | 事前に決めた合格ラインは1.4ポイントでしたが、入るだけで1.55かかります。さらに標本を3つに割ると統計的な下限が8.4〜10.9ポイントに上がり、これは当サイトがこれまでに測った最大の効果より大きい値です。絞り込みは、絞り込みで失う標本を埋め合わせるだけで、絞り込まない場合の効果を丸ごと超える必要があります。 |
| 値動きの値段が安いときに買う | 実測では、安い状態は「安い」のではなく「妥当」です。いちばん安い10%でも、売り手の手元には+2.9〜+3.5%(ビットコイン)が残り、イーサではほぼゼロです。安い状態は売り手の優位を消すだけで、買い手の優位を作りません。この発見から正しく出てくるのは「手を出さない」という規則で、そう書いています。 |
| 保有中に損切り・利確・打ち消しの売買をする規則すべて | 検証した出口の規則はすべて、満期まで持つだけの形より値が低く出ました。しかも当日満期の22〜35%は二度と値段が付かないので、出口そのものが再現できません。この面にその切り替えはありませんし、今後も付けません。 |
| 相場の方向を条件に使う | この面のデータから方向は学べません。ここにある結果はすべて「どれだけ動くか」の話で、「どちらへ動くか」の話は1つもありません。 |
よくある質問
なぜ線が下がるのですか
入るときに、買える値段と売れる値段の開きを払い、満期に現金へ変わるからです。これからも下がるという予想ではなく、その開きが表に出ている回数のあいだにいくらかかったかの記録です。
これは実際にできますか
ここに出てくる2つの取引所のうち、記録が良いほうは日本に住んでいる人は利用できません。ものさしとしてだけ出しています。届くほうは、買える値段と売れる値段の開きが広いほうでもあります。当サイトは口座開設の取次ぎも助言も行いません。
切り替えでいくつも試せますが、それは自分を騙しやすくしませんか
組み合わせが際限なく作れるなら、そうなります。そうはなっていません。切り替えで到達できる組み合わせは先に全部計算してあり、総数を数えて、いま画面に出ている枠がその何番目かを一緒に出しています。全部試してもこの数は変わりません。切り替えでできないのは、その数に入っていない条件を足すことです。
2年半ぶんの記録があるのに、なぜ全部使わないのですか
その記録に入っているのは実際に成立した取引で、誰でも取れた値段ではありません。しかも組み合わせの2本は、中央値で2時間離れて成立しています。同時であることを求めると標本は16〜23回まで減り、答えの向きが逆になります。どこまで厳しくするかで向きが変わる数字は数字ではないので、そこから線は引きません。
この数字の出どころ
上の数字は終わった検証の結果です。次の日付で凍結してあり、この面を開くたびに計算し直してはいません。 2026-09-05.
日々作り直しているのは基準線と、その明細だけです。各行の最初の日付より前は記録されておらず、後から買うこともできないので、この面のどの線も自分の最初の観測より前から始まりません。
よくある質問
ここの数字が通ったかどうかは、何で決まりますか
同時に何通り試したかで決まります。各行に、族の大きさ・その族が要求する水準・実際に出た値を並べています。
たくさんの変種を試して一番良かったものを報告すると、何も効いていなくても一番は良く見えます。ですから、試した変種の数だけ合格の線を上げなければなりません。ここで最も強い結果は、費用を引く前で t=3.449 に達します。しかし建てて閉じる実測費用を引くと 2.05 まで落ち、同じ42変種の族はノイズだけからでも「42本中の最良」として約 3.03 を出します。自分の線を越えていません。この画面が見出しの数字ではなくこの計算を出すのは、見出しだけを出すとそれが誤解を生む数字になるからです。
ここには何が載っていますか
検証した4件です。件ごとに、何をするか・独立した観測の数・対象期間・出てきた数字・属する族の大きさを並べています。
2件は数字の出た戦略です。残り2件はある見立てを測ったもので、1つは「ごく短い満期の翼が安く見える」— 手元の全系列で仲値の上では再現し、買い手が実際に払う値段で組み直すと向きが逆になります。もう1つは、呼び値と適正値の差が1.00から1.45まで開く一方、同じ時間帯で買値と売値の開きのほうが速く広がる、という測定です。
この結果はどの期間のものですか
静かな一続きの期間です。5年半の履歴に照らすと、この数字が出てきた期間は、値動きの荒さが最も小さいほうの1割に入ります。
この期間のビットコインの「これから荒れると市場が織り込んでいる度合い」は、自身の5年半の記録の下から6%の位置、イーサリアムは下から12%の位置にあります。荒れ方を売る側は、静かな期間ほど良く見え、それが終わるときに悪くなる傾向があります。ですからここで測った結果は、相場つきの違う時期をまたいで測った結果ではありません。この画面の数字が「ある一期間に測った値」であるのは主にこのためで、最も強い結果にも、その族の大きさと要求水準を並べて出しているのもそのためです。