carryroom とは
carryroom は、暗号資産(仮想通貨)の無期限先物(パーペチュアル、英語では perp)の資金調達率(ファンディングレート、英語では funding rate)を42の取引所のあいだで比べるデータ閲覧サイトです。同じ銘柄でも取引所によって率が違うので、その差を取る取引所間アービトラージ(裁定取引)の組み合わせを、売り買いの費用を引いたあとの手取りで並べています。
扱っているのは ビットコイン(BTC) や イーサリアム(ETH) をはじめとする銘柄で、どの取引所のどの銘柄を並べているかは継続キャリーの「取引所で絞り込む」に全件を出しています(対応取引所の一覧にあたります)。
ここで見られるもの: 取引所ごとの資金調達率の比較 / 取引所をまたいだ差(純スプレッド)/ 年率に直した値 / 手数料と値段のずれを引いた後の手取り / 何日で費用を取り返せるか / 現物の利回りと先物の売りを組んだ場合の試算。
無期限先物には満期が無く、価格が現物から離れすぎないように、買っている人と売っている人の間で定期的にお金が受け渡されます。その率は取引所ごとに別々に決まるので、同じ銘柄でも差が出ます。高いほうで売り、低いほうで買って同時に持てば、価格が動いても損益は打ち消し合い、差額だけが残る — これがこのサイトの扱っている仕組みです。
取り上げている取引所には 2 つの種類があります。分散型取引所(DEX、非中央集権取引所とも呼びます)は、ウォレットをつなぐだけで取引でき、資産は自分で持ったままです。中央集権型取引所(CEX、集中型取引所とも呼びます)は、口座開設と本人確認が必要で、資産は取引所が預かります。いま比べているのは、分散型が 26 か所、中央集権型が 13 か所、その中間が 3 か所です。中間というのは、決済はブロックチェーン上で行うのに口座開設は必要、といった会場のことです。種別の詳しい説明。
ただしその差は、売り買いにかかる費用(手数料、買値と売値の開き、急いで注文したときに不利な値段で約定する分)を引いて残らなければ意味がありません。当サイトが表示する数値は、その費用を引いた後の額を中心に組み立てています。仕組みの詳しい説明。
In English: carryroom compares perpetual futures funding rates across 42 crypto exchanges and ranks cross-exchange funding rate arbitrage (delta-neutral) pairs by net carry after fees, spread and slippage. Public market data only — carryroom does not place orders, hold funds, or open accounts on your behalf, and does not provide investment advice.
どのデータを使っているか
各取引所と、利回りを公開している事業者のAPIから、以下を継続的に取得しています。取得は公開情報のみで、口座やAPIキーは使いません。
- 資金調達率と、実際に受け渡された記録 — 各取引所の受け渡しの間隔(1時間・4時間・8時間など)に合わせて記録します。
- 未決済の残高と売買量 — どれくらいの規模なら実際に入れるかの目安に使います。
- 売り買いの気配値 — いくらで買えて、いくらで売れるか。注文したときにどれだけ不利な値段になるかを測るために使います。
- 価格の推移(1分ごと) — 値動きの幅を測り、強制決済までどれくらい余裕があるかを見るのに使います。
- 現物の利回りと借入金利 — 現物を預けたときの利率(出どころは 利回りヘッジ の行ごとに出しています)と、現物を担保に借りるときの金利。
取得の間隔はおおむね1分で、画面は数十秒ごとに更新されます。データの取り込みが遅れているときは画面上部にその旨を表示し、評価を保留します。
数値の考え方
「実績年率」「手取り」「安定」「吐き出し」「強制決済されない倍率の上限」など、画面に出る数字はいずれもこれまでの記録を要約したものです。それぞれが何を意味するかは 用語と読み方 にまとめています。
このサイトがしないこと
- 取引所の口座に接続しません。APIキー・秘密鍵・残高を預かりません。
- 注文を出しません。当サイトから発注は一切できません。
- 投資助言をしません。表示は観測された数値とその説明であり、売買の推奨ではありません。
- 将来の値動きや収益を予測しません。表示される数値はすべて過去の観測に基づきます。
よくある質問
このサイトは誰が運営していますか。連絡先はどこですか。
運営者の名前と所在地は、日本語の面に画像で掲げています(画像なので文字としてコピーはできません)。英語・中国語の面からは、その日本語のお問い合わせへ案内しています。連絡先のメールアドレスは3言語すべての面に文字で出しているので、どの言語からでも届きます。本文の誤りや、データの食い違いに気づいたときは、そのアドレスへお知らせください。
どの取引所を見ているのですか。対応取引所の一覧はどこにありますか。
継続キャリーの面にある「取引所で絞り込む」に、このサイトが画面に出している取引所が全件並びます。並びは2組で、上が既定で表示している取引所、下が既定では表示していない取引所(名前の横に ⚠ が付きます)。この2組を合わせたものが対応取引所の一覧にあたります。どの銘柄を並べているかは、その面の表そのものです。どんな数字を取っているかは、この面の「どのデータを使っているか」に並べています。
画面の数字はいつの時点のものですか。開いたままにしていれば新しくなりますか。
取り込みはおおむね1分ごとですが、画面が読む場所へ書き出されるまでにさらに数分かかります。見積りは取り込み1分+書き出し3分の計4分で、実測ではもう少しかかることもあります(2026-08-15の記録では、取り込みが中央値115秒、書き出しの完了が中央値279秒でした)。開いたままで自動的に入れ替わるのは、トップの一覧と継続キャリーの面だけで、30秒ごとです。ペアの詳細・利回りヘッジ・この面は自動では新しくならないので、読み込み直してください。いちばん新しい気配値が12分より古くなると、画面の上に「データ遅延 — 評価を一時無効化」と出て、その面の数字は判断の材料として出すのをやめます。12分は、さきほどの4分を3倍した値です。
知っている取引所の名前が見当たりません。全部載っているのですか。
全部ではありません。外し方が2つあります。ひとつは、絞り込みの選択肢にも出さない完全な非表示で、いま2か所です。EdgeX の旧版は取引所自体のサービスが終わり、2026-08-15 に取り込みを止めました。BitMEX は売り買いの気配値が1件も集まっておらず、選んでも必ず0行になるだけです。どちらも危険だから隠しているのではありません。もうひとつは、既定では出さないが「取引所で絞り込む」でチェックすれば出る取引所で、いま3か所です。こちらに入れる条件は「表示される数値そのものが誤っている根拠がある」ことに限っていて、同じ価格が使い回されて値動きの範囲から外れた価格が出ている、価格が実際の1000倍で出ている、価格の基準になる値が全銘柄で取れず取り違えを確認できない、といった実測です。「まだ検証していないから怪しい」は理由にしていません。それを理由にすると、隠すほど画面が実態から離れるからです。この3か所は名前の横に ⚠ が付き、実際に画面から外している状態のときは、一覧の下の折りたたみに名前と理由が並びます。
「このペアで進める」というボタンは何ですか。押すと注文が出ますか。
押しても注文にはなりません。これは、同じパソコンで自分の取引ツールを動かしている人にだけ出るボタンです。押すと、売る側の取引所・買う側の取引所と、それぞれどの契約かを引き継いで、そのツールの準備画面を新しいタブで開くだけです。注文はそのツールで手動で出します。ツールが応答しなければ、このボタンは出ません。また、片方が現物になっている組み合わせには、このボタンを出していません。そのツールの準備画面が無期限先物どうしの組み合わせしか扱えず、現物を担保に借りて売買する形をまだ扱えないためです。
見るのに登録は要りますか。個人情報や Cookie はどうなっていますか。
登録は要りません。氏名・住所・電話番号・メールアドレスの入力を求めることもありません。サーバと配信基盤(Cloudflare)は、ふつうのサイトと同じくアクセス日時・参照元・IPアドレス・ブラウザの種類を記録しますが、これは障害対応と不正アクセスの防止のためで、個人を特定する目的では使いません。アクセス解析の道具は現時点で入れていません。第三者配信の広告(Google AdSense)を使っており、広告のために Cookie が使われることがあります。Cookie とパーソナライズ広告は Google の広告設定から無効にできます。詳しくはプライバシーポリシーの面に書いています。
