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推し一目

資金調達率アービトラージのやり方と手順

2つの取引所で同じ銘柄を売りと買いに分けて同時に持ち、値動きを打ち消したうえで資金調達率(ファンディングレート)の差だけを受け取る——この形を実際に組むときの手順をまとめています。

このページは手順の型だけを書きます。いくらから始めるか・どの水準で入るか・何倍までかけるか・どこで利益を確定するかは書きません。当サイトは投資助言を行わず、口座開設の取次ぎもしません。

始める前に要るもの

本人確認が要るかは取引所によって違います。取引所の種類(分散型か中央集権型か)をご覧ください。

先物どうしを組む手順

一覧(継続キャリー注目ペア)に並んでいるのはこの形です。

  1. 組み合わせを決める — 一覧の行を開くと、どちらの取引所で売り、どちらで買うかが出ています。同じ銘柄でも取引所ごとに呼び名が違うことがあるので、詳細画面に出ている銘柄名で確認します。
  2. 両方の取引所に、必要な証拠金を入れる — 片方に寄せて置くことはできません。
  3. 資金調達が高いほうの取引所で売る(ショート)。
  4. 低いほうの取引所で同じ数量を買う(ロング)。数量を揃えないと値動きが打ち消されません。数量が違う分だけ、値動きの影響がそのまま残ります。
  5. 両方が約定したことを確かめる — 片方だけ約定した状態は、値動きをそのまま受ける裸の持ち高です。

片方が約定して片方が約定しないのがこの形でいちばん危ないところです。板が薄い銘柄ほど起きやすくなります。

現物を買って先物を売る手順

利回りヘッジに並んでいるのはこの形です。先物どうしと違い、現物側で利息を受け取り、先物側で値動きを打ち消します

  1. 現物を買う — 貸暗号資産(レンディング)やステーキングに回すことで利息を受け取ります。
  2. 同じ銘柄の無期限先物を、同じ数量だけ売る — これで値動きが打ち消されます。
  3. 先物側の証拠金に余裕を持たせる — 値上がりすると先物の売り側は含み損になります。現物側が同じだけ含み益でも、証拠金は別勘定なので救えません

現物側を貸し出している場合、引き出しに待ち時間があることがあります。先物側が急に証拠金を必要としたときに間に合わないことがあります。

保有中に見るところ

手仕舞い

両側を同時に閉じるのが前提です。片側だけ閉じると、残った側が値動きをそのまま受ける裸の持ち高になります。普通の取引の感覚で「損が出ているほうを切る」と、打ち消しが壊れます。

現物を買って先物を売る形では、先に先物の売りを買い戻し、次に現物を売るのが安全です。逆にすると、現物を手放してから先物の売りだけが残る時間ができます。

閉じるときにも売り買いの費用がかかります。一覧の「コスト往復」は建てと閉じの両方を含んだ数字です。

よくある失敗

このページの立場

当サイトは公開データの閲覧用で、投資助言ではありません。発注機能はなく、口座にも API キーにも接続せず、口座開設の取次ぎもしません。上に書いたのは手順の型であって、「やるべきだ」という勧めではありません。免責事項 · 読むときの注意

よくある質問

画面に出ている銘柄名と、取引所で探すときの名前が違うことがあります。どちらで注文しますか?

その取引所での名前で注文します。当サイトは共通の名前で並べていますが、その取引所での呼び名が共通の名前と違うときだけ、売り/買いの取引所名のとなりに、その取引所での銘柄名を小さく薄い字で添えて出しています(同じときは何も出ません)。添えて出ているその名前が、その取引所の画面で探す名前です。

2つの注文を、このサイトからまとめて出せますか。片方だけ約定したらどうなりますか?

出せません。当サイトに発注機能はありません。注文は2つの取引所の画面で、ご自身が1つずつ出すことになるので、2つが約定するまでには必ず時間差ができます。その時間差のあいだ、そして片方だけ約定したまま残った状態は、値動きをそのまま受ける裸の持ち高です。板が薄い銘柄ほど起きやすくなります。両方が約定したことを確かめるまでが1つの手順です。

「同じ数量」とは、枚数を揃えるのですか、金額を揃えるのですか?

揃えるのは数量(枚数)です。揃っていない分は打ち消されず、その差の分だけ値動きの影響がそのまま残ります。ただし2つの側は同じ銘柄なので、取引所どうしの値段の差はごくわずかで、当サイトはこれを、数%動く値幅に対しては無視できる大きさとして扱っています。ですから数量を揃えれば、建てた金額もその差の範囲でほぼ揃います。当サイトの倍率の計算も、両方の側に同じ金額を建てた状態を前提にしています。

どれくらい持てばいいですか。費用は何日で取り返せますか?

いつ閉じるかは当サイトでは書きません。日数の目安になる数字だけ出しています。一覧の「コスト回収」は、建ててから閉じるまでの費用(「コスト往復」の数字)を、毎日受け取れる差額で取り返すのに必要な日数です。受け取れる差額が過去15日の平均まで薄まる前提で計算しているので、いま上振れしている行は長めに出ます。取り返せないときは「取り返せません」と出て、短期では割に合わないという意味です。

片方の取引所の証拠金が減ってきました。あとから足せば間に合いますか?

間に合うとは限りません。資金は取引所ごとに分かれていて、動かすのに時間がかかります。一覧の「強制決済されない倍率の上限」も、勝っているほうの取引所からお金を出して負けているほうへ入れるのに半日はかかり、そのあいだ追加の証拠金を送れない、という前提で作られた数字です。直近30日のうち、どこか12時間のあいだに起きた最悪の逆行に耐えられたかを見ています。銘柄ごとに証拠金を分ける設定を前提にした安全側の値で、過去にそうだったという記録であり、これを超える値動きは普通に起こります。